NEWS

グループ農場で大豆の収穫が無事終了 アントニーファーム通信②

2024/02/06

グループ農場で大豆の収穫が無事終了 アントニーファーム通信②

 

大豆の収穫は、通常、種まきから約100120日後、9月下旬から10月上旬頃に行われますが、品種や地域によって異なります。山口県宇部市万倉地域にあるグループ農場アントニーファームでの収穫は、主に1213日と18日の二日間で行なわれました。

佐藤副所長によると「今年の大豆栽培は、天候に非常に左右されたと実感しています。同じ圃場でも場所により、土に地力がある所や地力がない所が点在し、大豆の育成状況が全く違っていました。

本来、収穫のタイミングは、大豆の葉が枯れて葉が落ちてから行いますが、場所により育成状況が違っており、大豆の葉が緑(水分量が多い)で落ちていないものもありました」とのこと。

大豆の収穫方法としては、主に手刈りとコンバインの二つの方法がとられます。手刈りは、鎌や剪定ばさみを使って、株元から切り取ります。小規模な栽培や、品質を重視する場合に適しています。一方、コンバインを使って刈り取り、脱粒を行います。この方法は大規模な栽培に適しています。

「(アントニーファームでは)葉が緑のものは水分量が多く残っており。コンバインが目詰まりして収穫ロスが増えたり、大豆に水分が付着して商品価値が低くなるため、同時の収穫は難しいと判断しました。」(佐藤副所長)

そこで、大豆の葉が枯れて落ちているものは、いずれ鞘がはじけて大豆が地面に落ちてしまうため、大豆の葉が緑のものが枯れるまで待つことは出来ない、大豆の葉が枯れて葉が落ちているものは、最初に手刈りを行い、別の場所で天日による乾燥をさせることにしたといいます。

昨年の624日播種して以来、ほぼ半年かけて育て上げた大豆の収穫が無事終了し、今年の大豆栽培に向けて思いをはせることになります。